■2008年02月

■BEAM - MEG

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BEAM - MEG
Release 2007/12/05

ユニバーサルへ移籍、
中田ヤスタカをプロデューサーに迎えての初のアルバム。

先行シングル「甘い贅沢」「OK」に引き続き、
ニカでガーリーポップな
女の子必聴の激甘ポップ。
May J.に続き、年末出たアルバムを今更こつこつレビュー。

シングル曲に続いて全曲中田ヤスタカプロデュース、ということだったんですが…
外注のリミックス2曲含めて10曲って、ちょっとボリューム無さすぎでしょう。

満を持して発売されるPerfumeのアルバムはちゃんと12曲用意されてるし、
どうもcapsuleと同日発売するためだけに割を食わされた感が否めません。
半年ぐらい遅らせても、ちゃんとした作品を出してあげられなかったのかな。




とは言え選りすぐられた(と言う事にしてみる)曲達はなかなか小粒ぞろいで、
ヤスタカが今まで手広くやってきた音使いの総括となる一枚と言えるかもしれません。

capsule中期の頃のフレンチポップから、
COLTEMONIKHAに混じってても分らないようなキュートな甘々メロディ、
LDK以降のニカ色が薄いものからゴリゴリのダンスフロアー調のものまで。

様々な時代の彼の軌跡を旅しているかの如くふり幅の広い展開を見せる楽曲達。
それでいて露骨な「過去のあの曲に似てる」曲は存在しないのですから、
彼のメロディの底なし加減をまたも思い知らされる事となります。


こう書くと一見とっちらかっているかのように見えますが、そこはMEGのアルバムですので、
基本的な世界観は彼女が下地を作ります。
キュートで甘い歌声が、このアルバムをポップ一筋なものへと色づけています。
歌唱力の高いアーティストでは決して無いので、
ヤスタカの提供する楽曲に満足に答えられていない部分もあるのですが…。
しかし、このBEAMが耳に馴染みやすくとっつき易いアルバムであるのは確かに彼女の力でしょう。





足りないボリュームとMEGの歌声とブレスに抵抗が無ければ、
手にとって損はないアルバムになっています。特に中田ヤスタカの音に興味がある人なら、なおさらです。

総評 ★★★







アルバム各曲のレビューは続きをどうぞ!



■Baby girl - May J.

may j.
Baby girl - May J.
Release 2007/12/05

新世代ティーン・デーヴァ、May J.の1stフルアルバム。

豪華プロデューサー、ラッパー達と共に
R&B、HIP-HOPを彩り鮮やかに描く一枚。
前回のテルマの記事でMay J.についても軽く触れたので彼女のアルバムレビューを。

ミニアルバムALL MY GIRLSでデビューを飾ってから一年半、
シングル3枚を挟んで待望のアルバムの発売です。
先行シングルからしてVERBAL(m-flo)Ryozi(ケツメイシ)今井大介
と豪華な顔触れが並んでいたのですが、今作はそれを軽々上回るラインナップ。

TARO SOULNao'ymt冨田ラボDJ JIN(RHYMESTAR)TIGERDJ WATARAIKEN-U
Kj(Dragon Ash)Fantastic Plastic Machine……

新人にここまで金をかける必要があるのかどうかw
R&BとHIP-HOP、HOUSEまで取り入れた各界のトップブリーダー達が一同に介した、
まるでオムニバス盤かのような、色々な意味で記念すべきアルバムとなっています。



ただ通して聴いてみると、予想以上にアッサリと終わってしまいます。
癖もなくアクも弱い、これはデビュー当初から感じていたMay J.の弱点で、なんだか自己主張が弱い。
曲を通して彼女の理想とする音楽スタイルが見えてこないんですよね。

歌唱力も高いし、今回のようなベテランプロデューサーの曲にだって全く腰を引くことなく、
可憐に歌いこなして見せている。
ただそれだけで、優等生以上の物が表現しきれていない、というのが現時点での彼女の強い印象ですね…
アーティストとプロデューサーの関係をきっちり対等にして楽曲が出来上がっているのは確かなんですが。



こういう個性が控えめな典型的R&Bの女性シンガーって2000-2003年頃に特に多かった気がしますが、
音もなんだか使い古された感がします。

キラキラをまぶしたハウステイストなR&B、もしくはドンシャリを効かしたHIP-HOP調…
聴いてるだけでこれ以上安心する音はない、ってくらいに数年前までこの手のアーティストが
通った道のりを今こうして聴く価値を見出せるかどうか、
がアルバムを聴く決め手になるんじゃないでしょうか。どうでしょうか。僕は結構好きですけどね。





聴きかえして見るとすっごい保守的なアルバムなんですよね。1stなのに、この成熟さ加減。
やっぱり同世代の支持を得るガールズアーティストに相応しいのはテルマの方なのかも…。
ALL MY GIRLSに続きBaby girlって凄い頑張ってるのにね。


総評  ★★★★





各曲のちょっとした解説は続きをどうぞー。

■そばにいるね feat. Soulja - 青山テルマ

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オリコン1位おめでとう!!ということで久々の記事としますね。

加藤ミリヤをプロデュースするユニット、3rdProductionが手をかけるR&Bディーヴァ第二弾、青山テルマ。
そのデビューまでの経緯からミリヤと重なる点が多く、いつ彼女と肩を並べられるか楽しみにしていた
アーティストの一人だったのですが……あっという間に追い越してしまいましたねw

きっかけは言わずもがな、同じく豪華P陣を率いてデビューを成し遂げたハーフ・ラッパーSoulja
3rdシングル「ここにいるよ」への参加。
田舎のヤンキーの支持を中心に口コミでジワジワと曲の評価がなされ、大ブレイク。
曲はほぼSouljaが手掛けたのにも関わらず、テルマも棚ボタで知名度上昇、
晴れてオリコン一位獲得と相成りました。

何故か今回の楽曲までSouljaとテルマの性別をごっちゃにしてる方もちらほらいたようですが、
いや、ジャケットに普通にSoulja映ってるからwっ ていうかテルマって男は嫌だろ…




前述したように曲はほぼSouljaが単独で作成しているのですが、
勿論青山テルマというボーカリストの能力あっての楽曲である事も見逃せません。
後は例えばミリヤだのSoweluだのを起用していたら、話題性ばかり先行してしまって、
今回の様に楽曲の評価にまで至らなかったかもしれませんものね。
ほぼ無名に近いテルマが相手だったからこそ、リスナーの興味が曲そのものに当てられた。

…そう考えると今回彼女が得た「同世代の、特に女性からの強い支持をえる新人R&Bアーティスト」
という地位は本当はMay J.が虎視眈々と狙っていた席なのかも。
ドンマイw
そしてそれはSouljaに対する童子-Tについても同様でしょう。ドンマイw




楽曲自体は、女性パートが多くなったこと以外Soulja名義の時とほとんど変わらないので
そちらを聴いていた人には何の違和感もなく聴きこめるし、ある意味では用無しの一曲。
ピアノとラップとが想像以上の噛み合いを見せ心に染みる「いい曲」。
改めて聴くとやっぱりテルマのボーカルが一番しっくり来るのかも。

時に、ミリヤが同世代の支持を獲得したのもアンサーソングだった3rdシングル「ディア・ロンリーガール
だったことを考えると、やっぱり二人には近い立ち位置みたいなのを覚えます。
…しかし昨年のRSPの変なアレといい、アンサーソングという言葉としての意味が微妙に
曲解されて世間に普及しそうな予感。本当に微妙な事だけどw






シングル2枚目にして早くも商業的成功を収めてしまったことが、今後の彼女の足枷にならないか
ちょっと心配です。
本人の音楽性が認知される前に大衆の前に現れる事になってしまったわけだし、
世間に一発屋と呼ばれないためには、しばらくは慎重な活動が必要とされるかもしれません。



総評 ★★★


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