■劇場版 ∀ガンダム オリジナル・サウンドトラック 「惑星の午後、僕らはキスをした」

劇場版 ∀ガンダム  オリジナル・サウンドトラック
「惑星の午後、僕らはキスをした」

Release 2002/2/26
1. AFTER ALL
2. 宵越しの祭り
3. ウィルゲム離陸
4. Silent prayer
5. MOON
6. Jig
7. クリケット
8. THE ETERNITY DANCE
9. はたらくお嬢さん
10. 花泥棒
11. 月のくじら
12. The way to the river

13. グエン様のファーストカー
14. Queens valley
15. 着せ替えドール
16. Element's
17. 月の魂
18. X top
19. Black history
20. 酔っ払いワルツ
21. コレンの最後
22. Final shore
23. Moon 2
24. End title ノスタルジーナ



    「惑星の午後、僕らはキスをした」

たまにやる誰得企画、ゲーム/アニメのサントラのレビューなんですが今回は富野由悠季御大の代表作、
∀ガンダムの劇場盤のサントラの紹介です。楽曲の殆どを菅野よう子が担当。

あきまんが描く柔らかな色使いのジャケットと「惑星の午後、僕らはキスをした」って副題が妙に好きなんですよ。
普通の言葉のはずなのに、発音してみると語感に妙なリズムが存在することに気付くはずです。
劇中では物悲しいシーンなんですけどね。


劇場版のサントラ、と位置付けられてはいますが∀ガンダムの劇場版がそもそも本編の単なる総集編だったり
するので、1〜3まで存在するTV版のサントラのベスト盤+αと言う楽しみ方も出来るアルバムとなっています。
なので、劇場版をスルーしてた人でも何ら問題なく聴き込める内容なのは嬉しいところ。見てないので…。




    菅野オーケストラに癒される

収録曲の方は、所謂白トミノ全開だった本編と同じく、オーガニックで癒される楽曲ばかりで
一枚通してもすんなり聴くことが出来ます。
歌モノはM-1、5、12、後は月の魂ぐらいで残りはインストが中心ですが充分楽しめますね。

特にアルバムのハイライトはM-12. The way to the river
ピアノとボーカルがメインと、オーケストラや民族音楽が目立つ菅野よう子の曲の中では地味な印象ですが
その旋律のただただ美しいこと!
短い曲ではあるんですけど、この曲のためにアルバムを手にしちゃう価値大アリです。

と言うかこの曲、本来は一話の冒頭のシーンで流れる曲なんですけどね。
それが劇場版のサントラで初収録って、最初からそういう筋書きみたいなのがあったのかなあ…とかも思ったり。

その他、
オーケストラ形式で大きすぎるスケール感にただただ圧倒され、
ノスタルジックな感傷に浸ること受けあいの神秘的なバラード曲1. AFTER ALL
同じく壮大なオーケストラにより朝の日差しを感じる4. Silent prayer
前回紹介したYOKO KANNO SEATBELTSのアルバムにも収録された、作品を代表する楽曲5. MOON
スタンダードなジャズを聴かせてくれる落ち着いた8. THE ETERNITY DANCE
アコースティックなサウンドとシャープなメロディ、中盤からの激しい展開が対象的な10. 花泥棒
ここまでの楽曲をメドレー風にミックスした集大成となる24. End title ノスタルジーナ
などなど聴きどころ満載であります。

…牧歌的なムードでまったり話が進行する本編前半に比べ、戦闘シーン等が中心となる
後半はさすがに暗くて地味な楽曲が多めで、僕としては前半部、神秘的な菅野曲のが好みかなー。



最後に気になる点としては、菅野よう子のオマージュと言う一つの芸風。
素人からでもM-3. ウィルゲム離陸のスペースオペラぶりはどう聴いても某SWをそのままパk…
影響が強いと見受けられるのですが、これは旗艦ウィルゲムの飛行する姿がどことなくミレニアム・ファルコン
っぽかったり、そもそも元の曲がWhite Falconと言う曲名であることからも、そう言うネタであるんですかねー?







TV版のサントラは1はなかなか聴ける傑作ですが、2,3はバランスが悪かったりするので
一枚だけ聴いてみるなら迷わずこのアルバムを手に取るべきでしょう。
菅野よう子ファンなら勿論のこと、神秘的な音楽を生活に取り入れたい方も聴いてみるといいかも。

総評 ★★★★


■Thank You For Being A Friend - Curly Giraffe


Thank You For Being A Friend - Curly Giraffe
Release 2009/10/21

1. Water On feat. Akino Arai
2. My Dear Friend feat. Cocco
3. Forbidden Fruits feat. KAELA KIMURA
4. Run Run Run feat. BONNIE PINK
5. Chaos feat. Chara
6. Mood feat. LOVE PSYCHEDELICO
7. Fountain Of Youth feat. Yuko Ando
8. You Just Swept Me Off My Feet feat. Keiko Hiraoka
9. Stand feat. Cocco
10. Spilit Milk feat. BONNIE PINK
11. Gentle Tree feat. Akino Arai
12. On Cloud Nine feat. Chara
13. Tricky Adult feat. Cocco

Curly Giraffe - Thank You For Being A Friend


    日本の歌姫ここに集結

2005年のデビュー以降、コンスタントに作品をリリースし続けているポップ/サーフロックの金字塔・
Curly Giraffeのコンセプト・カバーアルバムがコチラ。

従来の彼の楽曲を歌姫たちがカバーするという内容ですが、それに集った人材がこれまた凄い。
Cocco、Chara、BONNIE PINK、安藤裕子、LOVE PSYCHEDELICO、新居昭乃、木村カエラ、平岡恵子
と錚々たる面子。…このブログはいつも参加キャストを褒めているだけな気もするけど。
以前のフリテンのトリビュートに負けず劣らず、『森ガール(笑)絶賛!』な内容に仕上がってます。



■COSMIC BOX - YUKI


COSIMIC BOX - YUKI
Release 2009/11/18

1. COSMIC BOX
2. メッセージ


    あなたと二人で〜♪

最近シングルは殆どチェックしていないみたいなことを言ったけど、YUKIはアルバムを出してくれないので
別なのです。と言うかどんだけ待たすのよ('A`) 定期的に曲は発表するのに早3年…。


それでも産休中のはずなのにちゃんと音源だけは発表してくれるのが彼女の偉いとこなんですが。
今回の楽曲は新曲と、配信限定だった昨年のクリスマスソングとのニコイチ形態でのリリース。
ちょっと微妙な収録の仕方ですが、配信の曲がCD化するのって案外嬉しかったりもしますよね。


COSMIC BOXは最近では彼女の専属ライターともなりつつあるmugen氏の作曲。
ロマンティックなキーボードの調べが冬にピッタリなミディアムナンバー。
…なんですが、サビメロがJAM時代のLOVER SOULまんまで物凄いデジャブデジャブ感。
あまり楽曲のことを調べてなかったのですが、リバイバルソングだったりするんですかね?

曲の終盤ではアレンジつけて歌っているので、最初からこっちのメロディの方が良かったかな。
アウトロでジャズのように転調する箇所が一番好きなので、ここをもっと生かしてもらいたかったかも。




メッセージ蔦谷好位置作曲のバラードソング。
蔦谷×YUKIの組み合わせはやり尽くした感があるので、もっと冒険した曲が聴きたかったな。
製作当初はアップテンポだったらしいので、CDではそちらを収録して欲しかった。





あれ、文句ばかりになってしまった。
ここ数年の大当たりなシングル曲に比べると、ちょっと微妙な出来かもしれません。

総評 ★★★


■IT'S TOO LATE - THE BAWDIES


IT'S TOO LATE - THE BAWDIES
Release 2009/11/4

1. IT'S TOO LATE
2. LIVE AT QUATTRO 090711



    最近メジャーデビュ(ry

春にメジャーデビューアルバムをリリースしたTHE BAWDIESが1stシングルをリリース。
今年メジャーに来た世代は面白い音楽をやっていて、要チェックなバンドがとても多いのです。
BAWDIESも、その内の一組。

そして最近増えてきた(雰囲気)イケメンボーカルが務めるバンドでもあったりするのですが、
それが彼らの場合、より愉快な方にベクトルが向かうのだから面白い。
だって彼らはBEATLESをルーツに置く60's洋楽ポップのリバイバル的バンドであり、
ボーカルのあの渋いしゃがれ声と言ったらないのですから。つーかボーカル、絶対20代じゃねえw




    洋楽のオマージュ?レプリカ?

洋楽のオマージュと言う、この前後の世代にありがちなロキノン系列のロックとは全く異なった
音楽をやっているのが彼らの最大の特徴。
若いリスナーには新しく、高齢のリスナーには懐かしく聴こえるロックンロールなのではないでしょうか。
BEATLESとか詳しくない僕は前者なのですが、一曲一曲に元ネタがあったりするのかなあ?


1. IT'S TOO LATE は丁度3分で終わると言う、レコード世代を直撃するような手軽なポップ曲。
今までとなんら変わらない、BAWDIESらしい楽曲。シングルとして一曲聴くにはパンチが弱めと言うか
彼らの場合、シングル出す必要性無いかも…。アルバムとして纏めて聴きたいな。
プロデュースはアルバムに続いてLOVE PSYCHEDELICONAOKIが担当してます。

そんなわけで2. LIVE AT QUATTRO 090711 は
NOBODY KNOWS MY SORROW 〜 YOU GOTTA DANCE 〜 SO LONG SO LONG 〜
BABY SUE 〜 PRETTY VACANT(SEX PISTOLS) 〜 I’M IN LOVE WITH YOU 〜 
EMOTION POTION 〜 I BEG YOU 〜 WHAT’D I SAY(RAY CHARLES)
と今までの代表曲が網羅されたライブ音源となっています。
新規の方が過去の楽曲を知るにも便利ですが、それ以上にライブの空気を味わえるのがいいですね。
これは是非とも生でROYのしゃがれ声に浸ってみたくなる。やっぱりI BEG YOUが一番好きかも。

最近、シングルでライブ音源を詰め合わせるバンドが増えてきましたね。
やはりアルバムならまだしもシングルが売れない時代、少ない投資で最大の見返りを得ようとすると
確かにライブ音源が一番効率がいいかもしれません。まぁ録るだけだし。
ただ今回の場合、一公演丸投げしただけで『ベスト盤的シングル!』なんて銘打つのはどうなのよ('A`)
もっと色々収録されるかと思ったのに。







個性と言う面では、バラエティ豊かな若手の中でも更に頭一つ抜けているBAWDIESなのでした。
ただ今現在でも『洋楽のレプリカ』としてのイロモノ感が強く、この路線を続けても
所謂出オチで終わりそうな気も…。
実力は確実にあるバンドだと思うので、メジャーとしての今後はもっと幅広い活動も見てみたい。
この声でベタな日本語ロックとかやってみたら、逆にスタンダードになるんじゃないかとも思うんですが。

総評 ★★★


■くるり鶏びゅ〜と


くるり鶏びゅ〜と
Release 2009/10/21

1. 赤い電車 - anonymass
2. ロックンロール - andymori
3. Baby I Love You - 矢野顕子
4. ばらの花 - 奥田民生
5. 言葉はさんかく こころは四角 - 木村カエラ
6. さよならストレンジャー - 曽我部恵一
7. 虹 - ハンバートハンバート
8. ワンダーフォーゲル - 高野寛
9. ワールズエンド・スーパーノヴァ (FPM EVERLUST MIX)
  - Fantastic Plastic Machine
10. 飴色の部屋 - MASS OF THE FERMENTING DREGS
11. 青い空 - 9mm Parabellum Bullet
12. 春風 - 松任谷由実
13. ハイウェイ - LITTLE CREATURES
14. 宿はなし - 二階堂和美
15. Old-fashioned - キセル
16. 東京 - 世武裕子


    何でもありのトリビュート

くるりの10周年を記念したトリビュートアルバムに、各シーンから様々なアーティスト達が集まりました!
ユーミンから木村カエラりえまで、フォークからハウスまで。作品ごとにジャンルレスな『ロックンロール』を
提示してきた彼らだからこそと言える、この豪華な顔ぶれ。
参加アーティストの発表の時点で既にワクワク出来るのは、トリビュートアルバムならではの特権ですね。

今年はJAM、FreeTEMPO、m-floと非常に興味深いトリビュートアルバムがリリースされてきましたが、
個人的にはどれも後一歩、納得の行かない作品に終わってしまいました…。
しかし本作はそんな今までの落胆の分も取り返すような、なかなかの傑作に仕上がっていました。




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